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「えーと、今日は集団戦、つまり、チーム戦をしてもらいます」
「英語に言い換えているだけじゃないか」
誠二の突っ込みを無視し、朱実は不思議そうな顔をする。
「え? でも、じゃあどうしてシュミレーションルームに集合にしなかったんです?」
五人が集まったのは模擬戦闘場。主に生徒同士の模擬戦に用いられる場である。
「今日の皆の相手は、私だからです」
ニコニコと自分の顔を指差す一枝は、赤いジャケットを着込んでいる。
答えに対し、皆は口をまほっ、と開けていた。
「はい?」
「今日の皆の相手は、私です」
何一つ飲み込めない朱実に、同じ内容を繰り返す。
「皆は模擬戦を何回かしたと思いますが、それと特に変わりはありません。模擬戦用の武器を使い、それで相手に一定のダメージを与えたら終わり、ダメージの判定はコンピュータが行います」
これに勇樹は渋い顔をしていた。彼はこれまで模擬戦を五回行っていたが、一回も勝てた試しがない。
「あの……四対一ですよ?」
香が一枝を気遣って問うと、
「ああ、そこは大丈夫。ハンディは取ります。私が使う『リモート・リゾレイション』―『R2』―は本来五個でワンセットですけど、三個で戦いますから。あ、勿論模擬戦用だから安心して。まあ、君達から武器を奪う事はあるだろうけど」
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