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あの三人が、力が無い訳がない、と。
……自分がどうかは、わからないが。
だから、勇樹は逆に不安になった。いつまでたっても、一枝が否定の言葉を口にしてくれなかったから。
自分は、『インヴィテイション』として、力不足なのか?
「あの……一枝さん?」
「え? うん、何? 勇樹君?」
その反応からして、何も聞いていなかっただけのようだ。何か考え事をしていたのだろう。
彼女の様子を見てホッとした勇樹は顔を少ししかめる。
「なにボケッとしてんです?」
〔神さん、神一枝さん、職務室までおこし下さい〕
「あ、行かないと」
そう言って一枝は勇樹に背を向ける。
「それじゃあ、お邪魔したね。また明日」
「……はあ、また明日」
一枝の足取りは、どこか逃げているように見える。
何か、あったのだろうか?
勇樹はその思考を振り払い、再び『ハウル・オブ・ヒート』を手に取った。
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