インビ2
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あの三人が、力が無い訳がない、と。  ……自分がどうかは、わからないが。  だから、勇樹は逆に不安になった。いつまでたっても、一枝が否定の言葉を口にしてくれなかったから。  自分は、『インヴィテイション』として、力不足なのか? 「あの……一枝さん?」 「え? うん、何? 勇樹君?」  その反応からして、何も聞いていなかっただけのようだ。何か考え事をしていたのだろう。  彼女の様子を見てホッとした勇樹は顔を少ししかめる。 「なにボケッとしてんです?」 〔神さん、神一枝さん、職務室までおこし下さい〕 「あ、行かないと」  そう言って一枝は勇樹に背を向ける。 「それじゃあ、お邪魔したね。また明日」 「……はあ、また明日」  一枝の足取りは、どこか逃げているように見える。  何か、あったのだろうか?  勇樹はその思考を振り払い、再び『ハウル・オブ・ヒート』を手に取った。